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創ること、そして遺すこと

 

◆ 第1章|創ること

― 美しさのために惜しまない

ひとつの作品に込めるデザイン、仕立て、素材の選定。
どの工程においても、私たちは決して妥協をしません。

美しさにたどり着くためなら、
手間も、時間も、惜しまず重ねていきます。
むしろ、その過程こそが、大切だと考えています。

完成までに数か月を要することもしばしばあります。
たくさんは創れません。
けれどもその分だけ、ひとつひとつに込められた想いは、確かなものです。

素材選びにおいても、市場価値や希少性だけに頼ることはありません。
そのものが放つ光、力、美しさに心から納得できるかどうか。
知識と経験、そして研ぎ澄まされた感性をもって、丁寧に選び抜いています。

― 日本人の美意識とともに

繊細で、奥ゆかしく、凛とした感性。
目に見えない部分にこそ心を尽くす、誠実な仕事ぶり。

そうした日本人が古から育んできた美意識は、
ジュエリーという極小の世界において、何よりも尊い資質だと私たちは考えます。

NOLVIAの作品は、決して華美に傾くことなく、
易きに流されることもありません。
本質を見極め、余計なものをそぎ落とし、
見えないところにこそ、さらなる美しさとあそび心をひそませる。

「ただ、そこに在ることで伝わる美しさ。」
それが、私たちがこれまでに紡いできたもの、
そしてこれからも、変わらずかたちにしていきたいと願う美しさです。

― 誠実であること

私たちは、作品だけでなく、関わるすべてに対して誠実でありたいと願っています。

仕立てを担う職人。世界中から美しい宝石を見出し、届けてくださる方々。
日々の営みを支えてくださるすべての存在。
すべての方が正当に評価され、敬意をもって尊重されること。
それぞれが誇りと幸福を感じられる健やかな循環を築くこと。

私たちはそうした土壌のうえにこそ、
本当に美しいものが育まれると信じています。

そしてこれからも、豊かな感性に響く作品を、
ひとつひとつ、心を尽くして、生み出してまいります。