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仕立て
上質な素材と優れたデザインが、職人たちの確かな技と美意識に触れることで、
その本来の輝きと価値がより引き立てられていきます。
細やかな部分にも一切の妥協を許さず、さらなる美を追い求め続ける探求心。
長年の経験と研ぎ澄まされた技術が導き出す、端正でやわらかな造形。
そこに在るのは、単なる技術を超えた、ひとつの芸術です。


― 神は細部に宿る
NOLVIAのジュエリーは、宝石の華やかさやデザインだけで語られるものではありません。
その仕立てにこそ美しさがあります。
身につけたときには隠れてしまう裏側や、石を留める爪の形や太さなど、私たちはそうした細部まで決して手を抜きません。
たとえば直径1ミリの小さなダイヤモンドであっても、留め方ひとつで輝きがまるで変わります。
だからこそ、職人たちは細部まで目を凝らし、角度や高さ、素材の質感と光のレイヤーまでも計算しながら、すべての工程を丹念に仕上げていくのです。
上質な美しさとは、そうした繊細な心遣いの積み重ねの先に初めて生まれます。
制作には、数百にもおよぶ工程を経るものも少なくありません。
仕上がるまでに数か月、あるいは数年を要することもあります。
たくさんは創れませんが、手間と技術を惜しまず、丁寧に仕立てています。

― 美しい“設計”
私たちが大切にしているのは、目に映る美しさだけではありません。
着け心地のなめらかさ、重さのバランス、肌に寄り添う感触。
そして、お洋服や肌との調和までもを考えた“設計の美”を追い求めています。
そのため、表側の見映えだけでなく、裏側や側面の仕立てやデザインにも気を配り、
どこから見ても無理がなく、心地よく整っていることを大切にしています。
それは、目に触れにくい場所にこそ、美意識とあそびごころを宿すというNOLVIAの姿勢そのものです。

― 長く寄り添うために
NOLVIAのジュエリーは、長くご愛用いただくことを前提に、設計されています。
だからこそ、素材の選定はもちろん、構造においても、将来的なメンテナンスや修理を見据えた工夫を施しています。
お使いいただく方の歳月に寄り添いながら、美しさを保てるように。
細部にいたるまで緻密に設計され、使うほどに愛着が増すよう配慮しております。

― 技と美
NOLVIAのジュエリーを仕立てるのは、卓越した技術と豊かな感性を兼ね備えた職人たちです。
複雑な造形のかたち起こし、柔らかな線を描く彫刻、狂いのない宝石のセッティング──
すべての工程に真摯な情熱と誇りをもって臨んでいます。
1/100ミリの違いにもこだわる労を惜しまない仕事ぶりが、NOLVIAの作品の根幹を支えてくれています。
私たちは、そうした職人の技と感性に最大限の敬意を払いながら、
技巧と美が調和する、確かな仕立てをこれからも追い求めていきます。